もしもの時の心の準備
このページではもしもの時、慌てて平常心を失い、ペット葬儀社の言われるがままに事を進め、後々後悔することがないよう、事前に知っておいて頂きたい事項をまとめました。事前に知識を得ることにより、おのずと御自身や家族の皆様が希望するペット葬儀やペット火葬のかたちが見えてくることと存じます。ここでは当社の火葬内容ではなく、大阪のペット葬儀業界全体でよく使用される用語や仕組み、注意点などをご紹介させて頂きます。
ペットの火葬は、人とは異なり1体ずつの個別火葬か複数体の合同火葬かにまず区分されます。
進行については、人の葬儀のように家族が立会いして収骨するのか、業者に依頼(一任)するのかを選択するかたちとなります。
家族で収骨は出来るものの、火葬炉前でのお見送りが出来ない(火葬炉に入り個別火葬を開始することの確認が出来ない)不可解なペット葬儀社もありますので、きちんと尋ねておく必要があります。
※ここで注意して頂きたいのは、業者に任せる一任というタイプです。一任であっても個別火葬を契約保証するものか否かということです。
料金表などに「個別」という文字がなく、単に一任火葬と表記している場合「火葬の方法<個別・合同>についても一任して頂きます」と消極的に説明している業者もありますので、予約・申込書の記入時に確認しないとトラブルになります。 このような表記をしたうえで、合同火葬の可能性もあり得ることを説明していない業者は、他の内容についても不明瞭な部分が多く隠されている場合がありますので、合同火葬に同意できる場合であっても避けた方が無難でしょう。
火葬炉の種類は、動物霊園に多く見られる設置型(固定式)と、訪問火葬を主体とした移動火葬車があります。
どちらにも一長一短あり、設置型(固定式)の良い点は、人に近いカタチの火葬様式であることです。ペット葬儀社・動物霊園の敷地内での葬儀や火葬となり、殆どの動物霊園では貸切状態で進行しますので、人目を気にせず、周囲に気兼ねすることなくセレモニーや収骨が出来ます。
更に当阪和動物霊園の様な、完全な屋内型ホールのペット火葬施設の場合は、悪天候の場合でも強風で細かいお骨が飛び散ったり、雨傘を差しながらお骨上げをして気が散漫になる様な心配がございません。
デメリットは立会いを希望される場合、家族自ら現地に出向かなければならない事です。
大阪府下にはペット葬儀社が、火葬炉を所持しない単なる紹介・斡旋業者を含めると80社程ありますが、実際に大阪府下に固定式の火葬炉を設置しているペット火葬業者は、立地条件の難しさや維持費がかかる為、10社程度しか存在しません。もし、設置型(固定式)の火葬炉での立会いを希望し気に入った葬儀社を見つけることが出来ましたら、1度きりのことなので、1時間程度の距離ならば妥協せず斎場まで足をお運び頂くことをお勧めします。
訪問火葬車(移動火葬車)の良い点は、祭壇を装備している火葬車も多いので、 自宅に駐車スペースがあればご家族は自宅に居ながら手軽に葬儀、収骨が行えることです。しかし、自宅にそれらのスペースがない場合、公道に路上駐車し周囲を気にしながらお骨上げを行うか、結局のところ移動火葬業者の所有地まで家族が出向くことになってしまいます。
特に気を付けていただきたいことは、本来動物が好きで起業し、ご利用された方々の信頼を得ながら古くから地道に移動火葬車で営業されてきた業者さんが過去には存在しましたが、現在大阪で訪問火葬車(移動火葬車)によるペット火葬を行っている業者の9割以上が起業3年未満の経験未熟な業者さんです。そして大阪府下で10年以上継続した訪問火葬車の存在を見かけることはほぼありません...
動物霊園のように地域に定着し末永く運営する方針とは違い、訪問火葬車での起業は少ない資金で手軽に出来、撤退も容易であることから、ペットブームに便乗した悪徳業者やペットの知識や動物葬祭に関する知識に乏しい素人業者が混在することは否めません。
またインターネットで最上部や最下部に様々な広告が表示されていると思いますが、最近地元の訪問火葬車を装った単なる紹介屋も多数存在しますので、安易にフリーダイヤルに架電せずに 必ず会社概要がきちんと記載されているか確認しましょう。また所在地が記載されている場合、グーグルマップのストリートビューで実際に店舗があって営業形態がなされているかの確認も必要かと思います。看板もない雑居ビルであったり、倉庫であったり、民家やガソリンスタンドだったりもあります。
決して遠方からお越しになる業者が悪いと言っているのではありません。しかし何故、さも現地に会社があるかのように見せかけ、キーワードになる地名だけを入れて肝心の会社所在地は記載しないのでしょうか?その場しのぎの応対で、後々のトラブル発生を考えて?
そのような意図は無いかもしれませんが、会社の所在地を隠す時点で、お客様を欺いていると思うのは私だけでしょうか。
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